取り組み概要
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取組の概要
活動内容
活動内容
現在、全国私立大学FD連携フォーラムは、FDに関わる各大学の実践交流のほか、「実践的FDプログラム」の共同開発ならびに運用を進めています。本プログラムでは、教育、研究、社会貢献に関する理論や大学組織人として必要な管理・運営、コンプライアンスなどを学ぶため、著名な講師陣のビデオ講義を受講者のニーズに応じて選択・閲覧できるよう、オンデマンド配信しています。
 
実践的FDプログラムとは
教員の4つのアカデミック・プラクティス(教育、研究、管理運営、社会貢献)に対して
おもに教育関連学に関するオンデマンド講義
(2) 授業技術やコミュニケーション技術に関するワークショップ
(3) メンターや受講生同士による日常的なコンサルテーション
 3本柱から構成される講座群(FDマップ)から、本学ならびに全国私立大学FD連携フォーラムに加盟する大学の実施体制や実施対象に応じて抽出されるモジュール・プログラムを意味します。
 
 
抽出されるプログラム
以下のプログラムを想定しています。
矢印新任教員対象FDプログラム
矢印非常勤教員対象FDプログラム
矢印シニア教員対象職能開発プログラム
矢印TA対象TADプログラム
矢印ピア・サポーター対象プログラム
矢印事務職員対象SDプログラム
矢印FDer(ファカルティ・ディベロップメント)養成プログラム
・・・ 等
 
能力の修得を目指しています
例えば、新任教員対象FDプログラムの修了時には、受講者に大学教育の質を保証し、私立大学の困難な教育条件(クラス規模の大きさ・教員の持ちコマの多さ・学生の学力と学習意欲の多様性)を改善するために必要な、自らの授業を専門分野と教育学の観点から省察することができる知識、技能、態度、特にアクティブ・ラーニングを実践する能力の修得を目指しています。
一方、本講座の体系(FDマップ)によって示される到達目標は、英国の高等教育専門性基準枠組に相当する、大学教育の専門家としての具体的な教育力量と職能が提案されることも意味しています。たとえば全国の学生数の20%(54万人)を擁する中規模以上の私立大学22校(全大学の3%相当)が結束してFDに立ち上がり、このような提案と実践を行うことは、私立大学セクターの教学に関する説明責任を果たすとともに、日本のFDの進展に大きな影響を与えるものと考えます。
 
FDマップからのモジュール・プログラム抽出例
 
 
 
実践的FDプログラムの俯瞰図
実践的FDプログラムの俯瞰図
 
「大学教育の質保証」の木
大学教育の質保証の木
 
特色化
フォーラム参加大学(中規模以上の私立大学) のニーズにそってプログラムを開発
 
個性化
1つの講義(VOD)に複数の著名な講師陣の講義を収録、受講者のニーズに応じて選択配信
 
実質化
講師の協力のもと、ディスカッションや質疑応答、レポート提出等をWebコースツールで支援
 
普遍化
他の大学FDネットワーク、多様なセクターの大学等とも連携し、成果を共有