全国私立大学FD連携フォーラム

Teikyo University

帝京大学

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今日、大学のユニバーサル化が進行する一方で、グローバル化社会における高等教育の質保証への要求が高くなっています。全国にある700校余の国公私立大学を一括りにして論じることは無理がありますが、中規模以上の私立大学の学生総数が日本の学生総数に占める割合を考えると、このようなフォーラムに参加して他校と交流・連携を図ることは、日本社会の将来を左右する大きなファクターとなるものと期待しています。

実践的FDプログラムは、新任教員を対象としたプログラムからFD担当者養成まで柔軟性を持った包括的なプログラムですので、できるだけ多くの教職員に受講を奨励していきたいと思います。

● FDフォーラムで挨拶する冲永佳史理事長・学長

● SoTLプロジェクト成果報告会の様子

板橋（東京）、八王子（東京）、宇都宮（栃木）、福岡に4つのキャンパスを有する帝京大学では、キャンパスを横断する「帝京大学FDネットワーク（Teikyo University FD Network）」により連携し合いながらも、それぞれ特色のあるFD活動を展開しています。

中でも、高等教育開発センター（CTL）が設置されている八王子キャンパスでは、本学に就任後5年未満の教員を対象とする研修（新任教員研修プログラム）や、おもにシニア教員を対象としたティーチング・ポートフォリオ研修、ブラッシュアッププログラム等、多彩な活動を行っています。

近年の高等教育開発センターが力を入れている取り組みとしてScholarship of Teaching and Learning （以下、SoTL）があります。SoTLとは、「教員が教授という仕事を再構想し、教授と学習について考えを探求し共有し批評し合う教員の実践コミュニティ」（M.ヒューバー、2009）であり、本学ではFDのさらなる高度化を目指し、2017年より「SoTLプロジェクト」を導入しています。

このほかにも、高等教育開発センターでは八王子キャンパスFD委員会やFDフォーラム等を開催しています。高等教育開発センターが発行する『高等教育開発センターフォーラム』（紀要）やFD年報内でそれらの活動を紹介することによって、全学への周知を図っています。